時計が定時を告げたって 仕事はまだまだ終わらない 明日は今日を繰り返して 奇跡は起こらない 恋焦がれる彼は誰もが憧れる パーフェクトボーイ 私なんかに 私なんかに 振り向くわけないわ 「私なんかって言わないで」 「え?何?」 「私なんかって言わないの」 「え?誰?」 「貴方に魔法のホクロを 授けましょう」 今夜は色っぽい 魔法のホクロ 誰もがとりこよ 魔法のホクロ ホクロの噂を聞きつけて 私の部署は列をなした 熱い視線を送る中に あの人もいたの 恋焦がれる彼が誘ってくれたのは 遊園地デート 今日がチャンスよ 今日がチャンスよ ちゃんと伝えなくちゃ 「私、貴方のことがずっと...」 「あれ?雨粒?」 「どうしよう! 秘密のホクロが消えちゃう!」 雨に流れてゆく 秘密のホクロ 恋も散ってゆく 秘密のホクロ 「どうして泣いてるの?」 「彼に振られちゃった」 「あらあら」 「私のホクロ目当てだったみたい」 「まあ、もういちどあなたに ホクロを授けましょう」 「待って!もう大丈夫」 「え?」 さよならしてわかったの 噂のホクロ にせものはもういらない 私のココロ 私らしさなんてのは ピンとこないけれど 私が私をずっと 好きでいるために もういらないの