いつもより遅い朝 蝉を目覚ましの代わりに 陽炎に誘われてやってきました 夏休み どんな顔して どんな高鳴りで 明日も忘れた眼差し ただ戯れる白い光と 夏が来るたびに動き出してる 夏が来るたびに匂いたちだす 夏が来るたび思い出す あの時あぁだったっけ 日が傾いた頃に熱を増して光灯す 蒸し暑さに誘われやってきました 夏祭り どんな顔して どんな高鳴りで 空の花に目もくれず ただ見惚れてた夜の幻 夏が来るたびに動き出してる 夏が来るたびに匂いたちだす 夏が来るたび思い出す あの時あぁだったっけ 夏が来るたびに動き出してる 夏が来るたびに匂いたちだす 夏が来るたび思い出す 二度とは来ないとまた思い出す もう戻らない もう戻れない 今年もまた夏が来て 記憶に変わり 大人に変わり ここまでやってきたのだ ただ一つだけ叶うのならば 願いが叶うのならば 忘れることのないように 思い出させておくれ夏の日よ 二度と来ない夏休み