そっとふれたゆびさきを 止めた二人の影 ふいに人の声が 僕たちを引き離して もうすぐ道のその先に 灯る駅の明かり 次の曲がり角は 優しさの意味を 思うより変える ときめきに嘘をつく 冷たく嘘をつく まだ覚めない夢を見てるようで 揺れる気持ちが怖くなる いまある暮らしさえ 捨ててもいいと思えるほど 人を好きになることを 誰が責められるの だけど抱きしめれば ほどけない孤独もある 今夜は綺麗な月でも いつか闇に溶ける 君が傷つくのを 救えないなんて 愛とは言えない おやすみと嘘をつく 自分に嘘をつく もう覚めない夢を振り切ろうと 先に背中を向けたけど 心は残酷に 君の香りを覚えてる ときめきに嘘をつく ひとりで嘘をつく まだ覚めない夢を見てるようで 揺れる気持ちが怖くなる いまあるなにもかも 失くしてもいいと思えるほど