傘を濡らす雨粒を揺らして 駅のホーム 人々の間を縫ってさ 靄がかる景色の片隅に いつも君の面影を探してる 君のことを思うたび 胸の奥が痛み出す 君が僕を許す度 僕は僕を嫌いになるけれど 愛想笑いで生きてゆくのは 辛いことでしょう 道端に咲いた綺麗な花を 摘み取りたくないだけ 汗で蒸れるワイシャツが靡いて 僕の弱点がばれてしまっても 君は指先で軽く弾いて 僕は歯を見せて 笑っていられたらいいな 理想の自分を 思い描くことすら 今はできないけれど 僕の見る景色や まだ白いキャンバスが 色に塗れますように 愛想笑いで生きてゆくのは 辛いことでしょう 道端に咲いた綺麗な花を 摘み取りたくないだけ