夜明けがもうすぐ来るの あなたに濡れた身体すがれば どれほど野暮になるでしょう 約束なんていらない どれだけ愛していても 叶わない想いがあると 溢れた涙の粒が 物語の隅で滲んで消える 抱いて抱いて壊れるほど 凍えていく心を 撫でるように庇うように 覚めぬ夢に揺られて 不実な恋を装い 本気を笑い過ごして見せれば 浮き世は憐れみの的 あなたに堕ちた日から どれだけ求めていても 届かない痛みがあると 渇いた涙の音が 結末を待たずに静かに沈む 泣いて泣いて焼かれるほど 卑しくなる言葉で 願うほどに祈るほどに 覚めぬ夢に溺れて 抱いて抱いて壊れるほど 凍えていく心を 撫でるように庇うように 覚めぬ夢に揺られて