暑さがまだ脱げない8月の夜に ぬるい風を拭いながら探した星と君 朝が来ればきっと また君は隠れて 僕の知らない日々を過ごして 欠けた月を見ると なぜか切なくなるのは 全てを手に入れることは できないから 何度も追いかけて また月を探して 朧げな想いも 朝になれば忘れよう 何度も夜が来て また君を探して やっぱり消せないのは 輝いているから 紅葉のカーテンも はしゃぎ回る赤とんぼも 肌寒い風に舞う 金木犀の香りも そのどれもこれもが 君を彩るようで 思い馳せて見上げる 秋月の空の下 形を変えても赤く染まっても 僕の中に入ってくるのに 去り際の君の後ろ姿は やっぱり遠くて届かないなぁ あぁ 朝が来ればきっと また君は隠れて 僕の知らない人と過ごして 叶わない想いは 声には出せないけど 月を見ると思い出してしまうから 何度も、 何度も追いかけて また月を探して 朧げな想いも 朝になれば忘れよう 何度も夜が来て また君を探して やっぱり消せないのは 輝いているから 忘れられないほど 君には恋をして また月を探して また月を探して