Track by東京恋慕
魚になった夢を見た 浅く澱んだ夢だった 褥の苔が温かく 何度も水面を見上げたの 暗い水底で 外の世界に響かすように 小さな泡をいくつか吐き出しながら 君が絵に描く鱗が あたしの蒼い衣になって 目が開いたらいつも 机で君が絵を描いてる 今夜も褥に包まれば またあの水底のようなの あの日の温もりを想う 夢より儚い泡沫だった 何度も水面を覗いた そちらの眺めはいかがですか 何度も水面を覗いた そちらの世界はどうですか