残酷に刻む針 降り積もる雪の冷たさを 感じて仰ぎ見る 空は昏(くら)く澱んでいた ♪ 問いかけた言の葉が 消えてったあの夕暮れ 遠ざかる君の影 見たくなどなかった 決して 折り重なった この迷路のような世界 迷わずに歩いていくことは きっとできない 色のない冷えた街 求めていた姿はなくて 悲しみ振り切れず 降りしきる雪の中 掴んで開いた手 その中の雪はもう溶けて 儚い無力さと 噛みしめた痛みは続く ♪ 叫んでも叫んでも 戻ってこないあの日々 意味のないことばかり 考えてしまうのだけど コンクリートの 無機質な眺めの中で 視界も心も灰色だけ なにも見えない あの日見た景色また 目にしてもそれは違ったの きれいで鮮やかな 色はもう見えなくて なんにも変わらない だけど君は隣にいない それだけ、それだけで なにもかもが変わっていく ♪ 君がいた景色また 繰り返すことはできなくて 消えゆく思い出の中で ひとりだけ 繋いでおけるなら どんなことだってする だけど 繋いでおく術(すべ)を 僕は持ってなかった 後悔するだけの 虚ろな日々が続いていく これから歩む道 君はもうどこにもいない A wish that won't come true Cruel reality Where will I end up? ♪