溶けていた 想い出の中 君の笑顔が ふと蘇る 久しぶりに見たその瞳は 何も変わっていなかった 懐かしい風が吹いた街で 君の声が蘇る 止まったままの時間の中で また心が揺れている あの日の「さよなら」がまだ痛くて だけど今は なぜかあたたかい もう一度 めぐり逢えた この奇跡を信じていた 遅すぎたなんて言わせない 今なら伝えられる 変わったようで 変わらない 君の笑い方が好きだ 遠回りしてやっと気づいた 失くしたものの大きさを 何も言えずにうつむいた あの頃の自分に「さよなら」を もう一度 手をつないで あの日の空を見上げよう すれ違った日々の分だけ 強くなれたから 君の隣で笑えること それだけで 充分なんだ 溶けていた想い出がいま やさしく色を取り戻す もう二度と 離さない この手で君を守るから あの日の涙が伝えていた この再会を待っていたと 溶けていた想い出の中 いまは二人で歩いてる あの頃の痛みさえも やさしい温もりに変わった
