ザクロ色した君の部屋で ひとしきりいつものアレのあと 赤く赤くなるのがわかる 気持ちとは裏腹に ベロが壊れたかもしれない 流れに身を任せてみるけど 弱く弱くなるのがわかる 二人だけのほころび 所詮、愛してるって囁けば 見つめ合っても嘘にならない 君がほんとに好きな人に 尋ねてみればいいのに すぐそこのコンビニ行くから 適当にしててと言うけれど すごくこれみよがしな本棚 背表紙からくる圧 明日なんかなければいいのに 言い訳すら取るに足らない 課金なしじゃ突破できない ゲームでもあるまいし されるがままだよ 君は君の悪魔と 時々こうして面と 向かっていたいんだよね 所詮、愛してるって囁けば 見つめ合っても嘘にならない 君はほんとに好きな人に 何にも言えないだけ 明日なんかなければいいのに 思わず笑みがこぼれそうさ 僕はほんとに好きな人に さよならできないだけ