雨宿りしたら 君の声が聴こえた 揺れる光の中 迷ったあの時 さようなら 春の風が 痛いほど肌を濡らしていく 寒空の影に君を探して 雲の切れ間 また思い出して 傘は差したまま放り出して 君を忘れた 雨宿りしたら 君の声が聴こえた 揺れる光の中 迷ったあの時 外が白んでいくようで 歩道橋から眺めた景色 鈍色に染まった君の事を 月の雨が洗い流して 雲の切れ間 また思い出して 君を忘れた 雨宿りしたら 君の声が聴こえた 揺れる光の中 迷ったあの時 まだ青い君を赤く染めてみたいの 暮れる痛みの中 混ざったあの時