機械音に包まれながら 重たい目を何度も撫でた 何度も 触れたカーテンが揺れて 見えた朝焼け ぼくの部屋を照らしてる 気がした 落としたイヤフォン 零れる歌 誰かの言葉を紡いでは繰り返す それだけ 冷たい空気が 肺に刺さり 吐き出した息が一つ また一つ 風に踊るコスモスと一緒に 世界のハジマリの光 見つけよう 落としたイヤフォン 零れる歌 昨日の言葉を紡いでは 繰り返す 伝う 冷えた雫が頬に 冷たい空気がまた肺に 拾ったイヤフォン 聴こえる歌 これは 機械音じゃない ぼくの声だ 世界がぼくを見えないふりをしても 声が枯れるほど歌い続ける 涙は乾いた 冷たい空気を吸って 新しい朝に おはよう