つかまえようとすれば すり抜けてしまう 君はまるで 流れる水のようさ 守ろうとしても 走り去ってしまう 君はまるで 巣立ちの日の子供のようさ 手の届くほどの ことばのひとっ破片で ある日の無口な心 でも 映し出せたら 君はその時 ひとつの 唄となるだろう 形をもたない 水の流れも 遥かな 空の夕映え 水面に写せるだろう 手の届くほどの ことばのひとっ破片で ある日の無口な心でも 映し出せたら 君はその時 ひとつの 唄となるだろう 君はその時 誰かが 口づさむ 唄となるだろう 抱きとめようとすれば こぼれ落ちてしまう 君はまるで 深い 海の底 砂のようさ 君はいつでも 深い 海の底 白い砂のようさ oh……