南の空に輝く幾千の光を でたらめに繋ぎ合わせてみては 誰もしらない星座つくった 家路を辿る 二人だけの僅かな時間 戸惑いが恋に変わっていくには きっと充分だったんだ いつでも優しい君のその声に思わず 寄り添ってしまいたくなる気持ちは 胸に秘めて その瞳の奥の世界に 私はどう写ってるの? こわくて踏み出せない今日も きっとピンぼけの写真みたいに 霞んでるんじゃないかな 何となく、そう思うんだ 此処から君が離れて行くと知った時に 遥か彼方を見つめる仕草の 意味が分かった気がした トウキョウの空はとても街の灯が明るくて 二人の星座は見つけられないよね かなしいけど 今思いの丈をすべて 君に伝えたとして そこから何が変わるんだろう? そんな言い訳を繰り返して 何も出来ない自分が 本当に大嫌いだ その手に触れて 「大好き」って伝えたい 迫る時間に もう胸が張り裂けそうだよ 蚊の鳴くような小さな声で 君の名前を叫んだ 振り向く君の眼差しに 叶わぬ恋を悟って 必死に涙隠した ねえ、君は気付いてたの? きっと冥王星より遠くて 月よりも不確かな 場所へと君は還って行く 「さよなら」と振った手が 滲んで消えていった 心地良い風に吹かれて もう少しこのままでいよう 見慣れた星空の下