広げた地図の上 夜はのぼる 落ち込みがちな 僕に 音楽があってよかった、と思うよ 貼りっぱなしな 壁のスーパースター 遠い国のこと 大昔の話だと 言い聞かす方が よほど怖がりだと 指に力をこめる 首を 歌が絞る 生まれ変わるため 懲りずまた あやまちを 犯すだろう 取り逃した時間を 稼ごうとして 何度も 転ぶだろう 出口なしの 日々を生き抜いて 磨かれた魂 なんて 特別にしちゃ駄目だと わかってるけど 古い歌声は こんな風にやさしい "オー ベイビー" 無駄にしまいと 重ね書きした 言葉を 恥としても 傷を隠しも 消そうともしなかった あなたをめざすだろう 世界は どうしても どうしても 世界だ 風が吹けば 飛ばされそう でも根も 張りたくはない 離さないでくれ この心 ロックンロールみたいに あなたをめざすだけ