もしもあなたを抱きしめたら この身が 灰になってしまうというのなら 僕はその時この世界で いちばんいちばん 幸せな灰になるだろう もしもあなたの名前を呼んだら この身が 泡と消えてしまうというのなら 僕はその時空気に溶けて いちばんいちばん 愛しいあなたの声になろう 例えば、世界のすべては幻で 本当は目の前の すべてが嘘だと言われたって ぼくらはここにいる ほら、ちゃんとここにいる ふたつ かさなったしんぞうのおとが それをおしえてくれる もしも世界がまっくらやみで なんにも見えなくなってしまっても あなたのぬくもりが教えてくれる 目に映ることだけが そんなに大事な訳じゃない 例えば、世界のすべてが暴かれて 本当は、最初から なんにもなかったと言われたって ぼくらはここにいる ほら、ちゃんとここにいる ふたつ かさなったしんぞうのおとが それをおしえてくれる