橙模様に暮れる空の間に 流れる誰かの光 タイダイのように 混ざり合う街並み 名もなき者の声よ さあ 響け たいてい世界は理想に冷たい 波に揉まれ消えていく ノイズ混じりの群衆のうねり 今はもうどうでもいい ふとして揺らめく誘うような 気が触れるほど 甘い日常のフレーズに 振り回されることはない 気休めの言葉など要らない 誰かのため歌いたい 誰かのため踊りたい 誰かのため叫びたい 誰かのため走りたい 誰かのため笑いたい 誰かのため願いたい 僕らは今生きている 心が擦り切れるような 息苦しいこの世界で 声を枯らして今日も 叫んでいる どこまでも輝く 夜明けのために ♪ たいてい世界は理想に冷たい でも確かな希望はある 傀儡みたいと笑われることも 今はもうどうでもいい 幾度も願うほどに 望むほどに 想いと逆さまに 駆けていく世界 振り落とされぬように その時が来ることを 待っている 誰かのため歌いたい 誰かのため踊りたい 誰かのため叫びたい 誰かのため走りたい 誰かのため笑いたい 誰かのため願いたい 僕らは今生きている 心を掻きむしるほど 不条理なこの世界で 声を枯らして今日も 叫んでいる たとえこの世界が 偽りだとしても いつかは手に入れること いつかは辿り着けること 信じている夢の先へ この手を放さない 崩れ落ちても 朽ち果てても 澱みのない 音が響いている 今確かなこの世界に 引き金を引きたい 誰かのため歌いたい 誰かのため踊りたい 誰かのため叫びたい 誰かのため走りたい 誰かのため笑いたい 誰かのため願いたい 朽ち果てても生きていく 息苦しいこの世界で 無情に満ちたこの世界で 僕らはみんな今日も 叫んでいる 遠い苦しみのことなど 今では思い出せない 過去にもがく君は 今はもういない さあ 行こう