「今夜見れますか?…」 「見れないでしょう」 幻聴が聞こえては 心は虜を求める 月下の元で熟れて 織姫と彦星のように会えますか?… ここに華やぐ一晩に もしも妖艶に咲いてくなら 美しさに 紐が溶けゆき 静かに奪いさられるでしょう 昨夜の吐息は桃色でした その媚態で酔わされたの 艶やかな舞台上で 踊り重なる影を作りあう 美と情熱がうつる頃 薄命にとらわれても 誘い込む香りにうつむく 次は誰を溶かすのだろう…? ここに華やぐ一晩に もしも妖艶に咲いてくなら 美しさに紐が 溶けゆき 静かに奪いさられるでしょう