触れてはいけない手を 重ねてはいけない唇を あぁ知ってしまった あぁ知ってしまったんだ あなたにもう逢えないと思うと 体を脱いでしまいたいほど 苦しくて悲しい あなたに出逢う前の何でもなかった 自分に戻れるわけが… 間違いを引き返せない 目の奥まで苦い だけど無しに出来ないよ ずっと背けてた ちょっと唇に力入れて 何にでも頷いてって 今思い返すと馬鹿みたいだな ボーッとした目の先に歪んだ青い空 振り返るのはあっけなくて怖い あてもなく信じた心が愛おしい ふとした時に剥がれた思い出 抱きしめる日が来るわけが… 想ったり嫌になったり 自由で不自由だった それはあなたがいてくれたから できたんだ そっと薬指を縛る約束を外しても ほどいて無くしても まだ気をつけて服を脱ぐこの癖は なかなか抜けないな なんだよあんなに好きだったのに 一緒にいる時髪の毛とか 凄い気にしていたのに恋が終わった 破裂した音が鳴っている 今あたしの薄ら汚れた空に 吸われていくの 恋が終わった ちょっと唇に力入れて 何にでも頷いてって 今思い返すと馬鹿みたいだな ボーッとした目の先に 歪んで見えてる 本当は涙で見えないただの空