さくら散るたびに 足もとに降る 竹の箒持ち 掃けどきりがない 白き花びらの 上をゆく蟻たち そっと庭に残し かたづける春を 急ぐ事はない 若葉の時が 今にやって来る 春をしまう時 仔犬走らせて 水辺に遊ぶ 川の温もりを 指で確かめて 風が吹き抜けた 一瞬に水面揺れ まるでモネの描きし 「睡蓮」の絵のよう ただの平凡な 景色に見とれ ひとり微笑んでる 私 印象派 <♪> ひとり夜空見て 子供にかえる 星座探しては 指で結んでいる その指先の 天の川横切り 流れ星 流れるが 願うことがない そうか もう私 幸せなのか 願い事もなく 星を見送るから