暑い日差し照りつけ、舗道を焼く アスファルトが溶け、 蟻の行く手を阻む 道に貼り付いた靴底にもう 動きがとれなくなり そのままあきらめてしまおう 今日の行動はもう それから時計は止まって 信号も赤のままで 太陽だけがさっきから ギラギラと微笑んで 僕は 音はすべて陽炎が吸い込んだ 動かないまま考える事もやめた 上昇も続ける温度計 道端の車がズブズブと 埋まっていくのが見える 汗だらけの僕の足元は膝まで 埋まっているのに 太陽はギラギラと微笑む でたらめな言葉、耳元を通り過ぎる 歪んだイメージが ちぎれて散らばってゆく 太陽がギラギラと微笑む