『三日月』 泡沫 夜の訪れ 柔らかい月明かり あの日と少し違って 横にいるのは「君」じゃない 僕の「影」 『うつろう季節』 『すれ違い』 『自然すぎた関係』 日々は巡り 移り変わったけれど 『慣れ合い』 『誤魔化した微笑み』 『繋がなかった両手』 今も忘れられなくて…… まるであの三日月のように ゆらり ふたり 欠けていた 心は何も 君を知らないままで ヒトリキリ 紡ぐ物語 今は僕だけを照らしてよねぇ crescent moon <♫> 浮かんだ幾千の星は 微笑んで「今」を煌めく だけれど 僕らの瞳に 映る輝きは「過去」に変わっていた 『染まらない頬』 『雨音』 『雲に隠れる月夜』 冷たい灯りは やがて見えなくなって 『最後まで隠した泣き顔』 『積み重ねた後悔』 暗闇の中に浮かんだ まるであの三日月のように ゆらり ふたり 欠けていた 悲しいほど嫌いになれないまま ヒトリキリ 紡ぐ物語 今は君だけを照らしよねぇ crescent moon 大丈夫 この夜が明けたら 優しい日差しが二人包むから それぞれの太陽を見つけたとして 昼も消えず 月は光ってる まるであの三日月のように ゆらり ふたり 欠けていた 心は何も 君を知らないままで ヒトリキリ 紡ぐ物語 今は僕だけを照らしてよねぇ crescent moon そのままで……。