珍しく早く上がれた仕事終わり ふと立ち寄ったパン屋さん 店員さんがくれた一切れのパン いつもは街灯頼りに歩く道 今日は違うよ だって夕日が少し見えてる 今月一番ハイな時間 なんの変哲もない塩パンの切れ端 この世で一番 美味しい食べ物だと思ったんだ ほんとだよ 思わず買った塩パンをふたつ 店員さんの笑顔が眩しくて 虚勢を張った 家に帰っても一人なのに 塩パンをふたつ なんで (なんで) 家に帰ったらめっちゃ普通 この世で一番美味しかったはずの パンが普通 (めっちゃ普通) どこへ行ったの 輝いたはずの世界 あの胸の高鳴り どうしてこの部屋はこんなに暗いの 先週 電球換えたとこなのに 本当はわかってた あの時と違うのは パンじゃなくて自分の心 またいつか早く帰れたら あのパン屋へ行こう 一時(ひととき)の夢でもいいから きらめく世界よ もう一度 ララララ ララララ…