夜桜を見に行こうと 乾いた声 あなた 夜に浮かぶ 白い桜 無力そうに見てた きっとあなたは 知らない ひとつ扉を静かに閉めたこと 好きなのはあなたじゃないの 好きって好きって扉の向こうで 震えてるわたしを閉ざすの 好きって好きって 聞こえなくなるまで きれいだね ぽつりと言う 乾いた声 あなた その言葉が向かう先は 桜に見る あの子 きっとあなたは知らない 独りよがりで身勝手な愛しさ 春の夜風 この桜を ねぇ散らして この想いも この想いも 好きなのはあなたじゃないの 走って帰ってまたひとつ扉を あなたにも聞こえないように だめってだめって ほら閉じて眠ろう 好きなのはあなたじゃないの 好きって好きって扉の向こうで 震えてるわたしを閉ざすの 好きって好きって 聞こえなくなるまで