「タイムマシンなんて嘘つきね。」 自転車のうしろ 小さな声で君が言った 本当のこと 長めの前髪じゃ ちょっと隠しきれないか 夏 ずっと忘れようとしていた チョコレート あの日溶かした気持ち ラジオ流しながら書いたハガキ いつまでも送れないでいる 夏が来た 走り出せよ 不安はシカトして ビビって鳴く黒猫 8月のファンファーレ 自信なんてなくていい 作戦もいらない これが夢だとか夢じゃないとか そんなの言わないで 「夏休みが短いからかな?」 そっと消えてった 夏 きっとバレると思っていた 秘密基地 あの日つくったままで 夜風 花火の音 逃げた金魚 かき氷 レモン味がした 夏 終わる その前に 確かめなきゃな事 ビビっときた感覚 今でも覚えてるよ 勇気なんてなくていい 計画もいらない 君が好きだとか好きじゃないとか そんなの聞かないで 涙って いつだって 真っ直ぐに落ちていく うしろ振り向かずに ハートって 心って トランプマジックみたい パチンッ 指鳴らせば ほら 夏が来た 走り出せよ 夏が来た 走り出すよ さあ! 夏が来た 走り出せよ 不安はシカトして ビビって鳴く黒猫 8月のファンファーレ 自信なんてなくていい 作戦もいらない これが夢だとか夢じゃないとか そんなの言わないで 僕の夢が叶うとか叶わないとか そんなの決めないで