その日眺めていた校庭は 薄く青い空が染みていて 不意にがらんとした教室に 君はもういなかった 昨日読めなかった小説の 消えない夢を見ていた少年は 赤く光る星を追っていた それの一つになりたかった 強く願えば願うほど もどかしい言葉が喉を伝う 最終の列車の窓に映り込む 自分は誰に見える ああ 青春の在り処も 幸福のルールも 見つかってないから 泥にまみれたって 足がもつれたって 探してるんだろ 探してくんだろ ああ 少年の僕らよ 情熱の日々も 約束もまた 消えてしまうなら 捨て去ってしまうなら ここに残そう 同じ世界に立ってたんだと 〈♪〉 道の向こうには自分がいて あどけない笑顔で呼んでいる きっと先にたどり着いたんだ 消えないうちに行かなくっちゃ 傷が痛めば痛むほど 進むべき指針が強く浮かぶ 始まりの合図に鼓動が高鳴る 変わらないいつもの音で ああ 青春の在り処も 本当のゴールも まだ先にあるから きっと大人たちも 幼い子どもみたいに 続けてるんだろ 続けてくんだろ ああ 少年の僕らよ 戦いの日々は ずっとこれから 瞳の奥で 心の底で きっと輝く 君はもう気づいてるんだろ 〈♪〉 不安と消えない恐怖を引きずってて とべないまま羽ばたくんだ 自然とその場所が理由になるって 誰よりも期待してる ああ 少年の僕らよ 心の中に 戸惑いがあるなら きっとそれ自体が きっとこの世界で 一番綺麗で 眩しい想いだろう ああ 青春の在り処の その1ページの その先でまた 君は笑顔で 泣きそうな声で そっと呟く 同じ世界に立ってたんだと 〈♪〉 同じ未来に立ってるんだと