「いけるいける!」って 言ってくれるけど この胸、もうさっき潰れてる フォーム崩れたって笑ってるけど 俺は今 人生で一番追い込まれてる レストが5秒で終わる日も 「休んだら弱くなるよ?」が合言葉 笑顔で見守るトレーナーの目が 鬼教官よりもキツい気がする トレーナーは笑ってるけど こっちはマジさ 酸素が薄くなるのを 感じてる 「あと3回」が100回にも聞こえる でも信じてる その笑顔の裏に 俺を変えてくれる何かがあるって たぶんさ、笑ってるのは 俺の限界を知ってるからで それが悔しいくらいに ありがたかったりするんだよな トレーナーは笑ってるけど こっちはマジ でも、今日の俺は昨日より強い 痛みの中で信頼が生まれる そんな不器用な関係で、 いいじゃないか