眠れない 夜は 窓辺に もたれながら やさしい 月明かりに 想い出を 辿る 瞳を とじれば あの日が見える 木枯らしが めくります 遠いアルバム 春の風の道で 真夏の空の下で 秋の野原で 冬の寒い駅で あなたは あなたは いつもわらっていた ささやかな 夢を 今でも 追い続けて 季節は いくつ過ぎて ふり向けば 遥か 誰も ひとりでは 生きてゆけない 傷ついて 知りました 人のぬくもり 何も見えない夜 明日を信じたくて 朝が来るまで あてもなく歩いた あなたを あなたを 想い続けてた 春のれんげ畑 真夏の水平線 秋の夕焼け 冬の星空に あなたは あなたは いつもわらっていた