渋谷駅東口を出て まっすぐ歩いてった ダンボール箱抱えてる スーツ着た人が待っていた 1箱分配ること それが今日君のノルマ 名乗る間もないままそう言って さっさと街へと消えていった 箱の中にはぎっしり 詰められたポケットティッシュ 異臭する街を一周して 一瞬で仕事を終わらせたい 派手な化粧の女と番号が書かれてる この四角い小さな紙が 僕の今を支えていた ティッシュ ティッシュ ティッシュをどうぞ ねえ Boy ティッシュ ティッシュ ティッシュ もらって Lady ティッシュ ティッシュ ティッシュをあげる ねえ Girl I miss you 憧れの君 今はまだ会えないよ 世の中から見た僕は きっと負けてるんだろうな 身なりだけで判断 上から目線で 正直むかつくよ その日暮らしで 働く場所でしか分かれない できるだけ今は アンテナ立てたいんだ すぐ飛び乗れるように ティッシュ ティッシュ ティッシュをどうぞ ねえ Boy ティッシュ ティッシュ ティッシュ もらって Lady ティッシュ ティッシュ ティッシュをあげる ねえ Girl I miss you 憧れの君 今はまだ会えないよ 保証もない貯金もない 名刺、肩書き、資格もない あるのはそう夢だけ この胸に大きな夢だけ 流れる汗こぼれる涙 時に破れちぎれたって あなたもこのティッシュで 少しでも心拭いなよ ティッシュ ティッシュ ティッシュをどうぞ ねえ Boy ティッシュ ティッシュ ティッシュ もらって Lady ティッシュ ティッシュ ティッシュをあげる ねえ Girl I miss you 憧れの君 もうすぐ会いに行くよ