僕が傷ついたということは 君も傷つくということだ 君が泣いているということは 僕もいつか泣くということだ それは平等なんかじゃなくて 笑ってしまう程 残酷なこと 君が傷つけられたことにも 意味はないということ 例えば あの日 家から出ずに そのまま無力に眠っていたとしても きっと君の代わりに 誰かが傷つけられたんだと僕は思う かけがえのある僕らは 誰でもいい傷に理由を探して生きる そうでもなきゃ まともじゃいられない まともじゃいられないのです みんなに優しい人は嫌い 代わりがいることを思い知るから みんなに優しい人でいたい 傷つけられない為に 私だけを見て 私だけを求めて 私だけしか好きでいないで そんな 有りもしない幻想に 手を伸ばしてしまうのも 必然でしょ? かけがえのある僕らは 誰かの代わりに傷ついて 誰かの代わりに生きていくの 生きていくの 生きていくのです