Track byeN
雨は静かに降り始めるのだ ステップ踏むように 君は透明で綺麗に見えるのだ 幻のようだった 「忘れないで」そう呟いた 逢わない方がよかったなんて 思えるはずもないでしょ 哀しい記憶なら ほら僕に預けて その濡れた肌に触れていたいだけさ 夕暮れが怪しく二人を包んで 微睡むように時は過ぎる 濡れた瞳の色も君の仕草も そのすべてが今すり抜けて行くから この雨が二人をとかしてくれたら それだけでもうよかったのに 雨が止んで君は消えた