血を分けた姉妹の般若の面は二つ 怖がりの姉と元気な妹 どちらも私だ「私を返して」 四十九日過ぎの猫柳に誓う 私は善人あいつが鬼畜で 誰も知らない二つの活花 赤い夜空眺め青い地面さえ 赤に染めなきゃあいつが来る 月夜の晩に姉妹の踊り 笑顔で啼いて涙も枯れた 血で染め抜いた貴女に贈る 私が謡う姉妹の愛を 私を見なさい本当の姿を どちらも私だ私を返して 昨日の命日あいつと私の 生臭い夜に染み付いた香り 元々二つの授かりし命 一つに変わって二つに戻った どうしたの、姉さん?血の涙流し 私がやったの?お前をやったの? 赤い君を眺め死んだ自分さえ 赤に染めなきゃあいつが来る 貴女を抱いて姉妹の踊り 君を受け入れ私達は一つ 血を飲み干して許してと啼いた 愛を誓った壊れた君に 月夜の晩に姉妹の踊り 鏡に映る私達は一つ 血で染め抜いた世界に二人 最後に誓う姉妹の愛を