薄紅を散らす 夢現に 面影を探して 今もなお綴る この恋心 何色の言の葉で 薫る風吹き 青水無月 こぼれ萩が 誘う道 名残の空に 涙隠し 季節巡れど── 想い咲きたる 夢見草 華 ひらり はらり 空に彩り 貴方の元へ 連れてってください 舞い上がる花びら 二人の色に染めて 涙零れ落ちて滲んだ 貴方へ伝えたかった言の葉が 重なった 祈りが届くのなら 生まれ変わっても隣で 同じ時の流れを 歩ませてください 霞んだ景色と 哀しい瞳は 水面に浮かべた 恋文を写してた 幾度の季節が 過ぎ去ったとしても どうか届きますように 貴方へと
