腐れ畳 残月に軋む足音 闇夜に晦む笑みは 然も煌々と 真昼の空に白く張り付く 夜明けの晩に 鶴と亀が滑った 「泥々の海に片身を浮かせ、 僕自身を飲み込み嗤笑いました」 腐れ畳 ひいふうみよの数え歌 後ろの正面 孕み胤の兄様が 「其れは其れはもう私の中で、 螺子れ這い廻り犇きます」 朦朧錯落回環爛れた貞操 揺曳狂悖溷濁歪に歪む 腐れ畳 残月に呻く足音 臥所に晦む笑みは然も煌々と 血眼に仰け反り見開いた 翫弄の籠の中いついつ出やる 「三十六度の貴男の膿に 浮き沈み澱むゆらゆららぁと」 朦朧錯落回環爛れた貞操 揺曳狂悖溷濁歪な歪み 結んで開いて開イタ 其ノ手ヲ結ビ ぎちぎちぎち がたがたがた だらだらだら 接吻をして