ここはかたちのない世界のなかで とめどなく流れるほうに向かってる みえない視界は白く染まり 弾く記憶の線がこの瞬間を 待っていたんだ 言は音とひとつになって 呼吸さえ、わたしを包んでく 柔らかいその手で攫っていく ゆっくりと混ざり合う時間の中で 曖昧に落ちてく ゆっくりとこの世界は 曖昧なものを描いて ここはかたちのない世界のなかで ひとり呟く淡い目をみつめてる ここにはないものをみたくて 彷徨ってわたしは進んでく なにもないようでみえるものは ゆっくりと混ざり合う時間の中で 光が溢れた ゆめみたいな光だった なによりも輝いていた 混ざり合う攫ってく 曖昧に落ちてく わたしがこの世界で