「国頭大福」 我んどぅさり 国頭大福銭持ち金持ち カーギ姿ん 器量人品 備わとる 城ぬ大人どぅやいびしが 今年我んねー 六十一ぬ年ん なと-いびん 今ちきてぃ迄 妻小なてぃ来やる 女ぬ居やびらん 「国頭大福」 昔ん人ぬ 云言葉 いちいち尤ん 戻からん 銭や儲きてぃ 倉に積ん込でぃ 置ちきてぃん ゆちらや 無らんさ 銭持ち呉らやか 魂呉りんでぃぬ 昔ぬ言葉や 身ぬ上に当てぃる ちくぢく思りゆる 「国頭大福」 今日や我んねー 下男ぬ三良に 千貫統 担みらち 辻 仲島 後進 前道 銭雨降らしいが 今からやてぃん 後生ぬ土産ん ないがさびら 「下男」 カンカンパチパチ 此処開きれえんだ 国頭大福 城ぬ大人 御供拝でぃ 銭ぬ千貫 重々とぅ 担みてぃ来ようしが ハキサミヨーナー くさきぬ銭ぬん 持ち戻しるすがや 豆腐を豆 女郎や銭でぃる 言葉ん有しが 「遊女」 我ったー家ぬ 門ぬ前から 裏敷き足駄ぬ ガッコラゴッコロ 鳴てぃ来りば 里前がやらんでぃ うびじうじゅでぃ うびじ起きてぃ うびじはしる うびじ開きてぃ うびじ見ちゃりば 里前やあらんさ 城ぬ下男ぬ がちだい赤褌 エンヤラ 入みそれ