神無月 あたたかくて 水色とピンク雲 オレンジに向かった空 何枚、何枚、何枚と いつかの私を宛先にして 構えたカメラでまた一つ 伸ばしていくの ロール とくべつな景色 身体の奥に映ってる とくべつな君の声は 耳の裏で歌う いびつな形をしたビルと 初めて来た場所 大きな地図広げては 空白を埋め尽くすほどの (エモーショナルばかり 並べていたんだ) 月の子供に囲まれて 茂みを抜けた芝生の上 数秒に収めた360度じゃ どうしたって足りないの とびきりの時は 目を閉じれば巡り続く とびきりの一日には 紙もペンも捨てる とくべつな景色 身体の奥に映ってる とくべつな君の声は 残さずともに生き続ける とびきりの時は 目を閉じれば巡り続け とびきりの一日なら 今も心に在る