したっけ 僕がいつも使ってた道 したっけ そこで蹴飛ばした小石のかけら したっけ 君が教えてくれた広場 したっけ よその町で拾った十円玉 したっけ 空が明るかったこの部屋 したっけ いつも踏まればかりの階段 したっけ 意味がわからなかった青い本 したっけ いつも頭ぶつけたあの柱 ちょっと 僕でいるの ちょっと あきちゃったよ ちょっと 乗り移るさ ちょっと あの猿に キィーキィー いくら叫んでもいいジャングル キィーキィー 食べ放題どこもかしこもバイキン グ キィーキィー まさに外国だらけ多国籍 キィーキィー 夜にゃ遊び疲れて星の下 ちょっと 色んなとこで ちょっと ななめに ちょっと 世界を見たら ちょっと 見直した 素晴らしさがステレオ並み映画みた いにね ザックザックほら僕に刺さる 僕のままも猿のままもよく見りゃ同 じだ 心の眼がよくなきゃ さぁ だめだね したっけ もう僕はいつでも帰れるから したっけ それまでもっとたくさん見て来る ね したっけ 今度会った時でも言うよ したっけ 僕がそこで見た最高の夢を きっと一番 大事な物さ それは心の眼 教える前に すこしまだねむたいから 猿のままいさせて