小雪舞う ある冬のある日のこと ポストの中 君からの手紙が1通だけ届いた “卒業して3年も過ぎたことだから そろそろみんなで会おうよ” なんて書いてあったよ 時の流れと共に忘れたはずだった 君への恋心が 再びよみがえって あの頃のような弱気な 僕じゃないけれど 君のその瞳で見つめられると なぜか何も言えなくて 手紙には見慣れた君の癖のある 丸字で “必ず来てよ”なんて 書いてあったよ 君の言葉の中に 特別な意味など 無いとは分かっていても 期待する僕がいる 優しさが時には 心に辛さを与える 君のその瞳に映ることなど 無いと分かった日から あの頃のような弱気な 僕じゃないけれど 君のその瞳で見つめられると なぜか何も言えなくて