Track by北里彰久
光と影がめぐるように 欠けた陽の中へ 遊び疲れて眠るころ 君は目を覚ます そそのかされ酔いどれたちは 闇に気をとられ 向かいあわせ 鏡にいびつな線を引けば 同じようにただ照らす岬から 誰も届かない合図 街を急ぐ恋人たちの足どりは軽く とぎれとぎれの笑い声 鼻先をかすめる 浸した水 濁っていく 胸の奥 隙間に 移ろうように流れる 不安もなく静かに 戸惑うだけなら 今は私から 何も奪わないでいて やがて出会うまで