あなたがいつも 駅へ行くとき 乗ってたバスが 黄昏を走る 忘れたいから 忘れられない 記憶の破片(かけら) あらわれて消える さよならさえも言えずに 泣いていた恋も 今なら もっと上手に 守ってゆけるのに 去年あなたと選んだ服が 伸ばした髪に 似合わなくなるの 思い出たちに さからうように 変わる私を 引き止められない さよならなんて言わない そう決めたけど それでも時間は心を なだめてゆくものね 乗り遅れたバスの後ろを 見送るような気持ちで… さよならを ひとつあげる ふたりのために こうして誰も未来を 見つけてゆけるのね