取り残されたように 雨上がりを待つの 軌道をなぞるだけでは 屍を想うことも出来ず 冷めた目をしている 何かを選ぶ為の諦めは大事なのか 知るわけもなく虚ろに歩いていく 欠けていくほど美しいのさ 無駄なことは省かなくていい こぼれていく何かで 息をしているだけさ 無気力に火をつけて 羽を伸ばして飲みかけた頃に 幸せにうなされて 転び方も忘れてしまうのだと 当たり前に感じるほど 傷だらけに気づかなくても 痛みだけで越えていければ 大丈夫でしょう 俺はまだ見惚れている 憂いにふけり溶け出した日よ 狂っていくふりをして 借り物にまた乗り移られた 後悔に明日はない 隣り合う旗 取り合ういまだ 自分自身でいたければ 残留結露 溶け出して また巡って 虚しさに誘われて 長い夜に浮かべた 心は自分を写す鏡なのだ 向かい合って近づくほど 裏切れない 何も感じなくても 言葉にして分からなくても 耳鳴りだけは 騙せないでしょう 何気なく続いていく それだけでいい