「日曜の昼14時くらい」 夏の日に立てた予定 ぼんやりと覚えてる 慣れた景色が滲んで見えた 咄嗟におどけたけれど ごまかせたかな 強く 手を繋いだって ほどけて消えてく 気がしたんだ それは 些細な 笑いあう日々 カレンダーが 数える想い出 通り過ぎてく 窓に注いだ 日向の傍で 楽譜のように 書きとめる 声 もうすぐ次の 春が来る頃 自転車で泳ぐ雪に 残る跡が綺麗で 初めて買った安いカメラの シャッターを切ったけれど 白に紛れた 「僕ら やがて旅立って 忘れてくなら」と 聴かせた歌 それは 拙く 必死なメロディ カレンダーの 余白に残した 小さな言葉 道に咲いてた 知らない花が 写真のように 焼きついた Lala それは 些細な 笑いあう日々 カレンダーが 数える想い出 通り過ぎてく 窓に注いだ 日向の傍で 楽譜の中 歩いてく 声