心の色と真逆に ところどころに薄紅 君はだんだんと淡々と簡単に 変わっていくんだろう 伝えたいことも言えずに 心の声は居残り ラストチャンスのチャイムが鳴って さよならなんてさ 掠れた文字が情けなくなる 「これから先も どうかお元気で」なんて アルバムの端 寄せ書きの恥 巻き戻せるのなら もういっかい もういっかい もういっかい 書き残したい サクラノウタ 春風の中 言えないで 言えないで 言えないでいる もういっかい もういっかい もういっかい 俯いたら花びらが溢れ出したんだ おぼろ月夜と暁 国道沿い並木道 君を何回も何回も思い出すたび つきまとうのさ 煙草の煙 混ざるため息と後悔 灰皿に捨てもできないで かっこ悪いまま 過去の自分のまま いまさら何ができる もういっかい もういっかい もういっかい やり直せたら サクラノウタ 春風の中 癒えないで 癒えないで 癒えないでいる もういっかい もういっぱい もういたい 枯れない花びらを ただ拭っているんだ 味気ない季節が隙間から流れ込む あの日 君に気持ち伝えてたら 何もかもが変わっていたんだ 開花のたび 夢幻のふたり 散らないでくれって泣いて もういっかい もういっかい もういっかい 君に会いたい サクラノウタ 春風の中 消えないで 消えないで 消えないでいる もういっかい もういっかい もういっかい 振り返ると花びらが溢れ出したんだ