特別で派手な能力は 持ち合わせてはいなかった 華やかで目立つ服装は 似合わないから着なかった 風鈴の音に誘われて 新世界に迷い込んだ 普通でいい 自分らしい 何かを見つけたくなった ひゅるり 吹き抜ける風と 混ざる土の香り 刹那 密かに芽吹き始める 他人の気持ちに振り回されても 私は 私を 大事にしたいから か細い風鈴の音が埋もれてく でも チロチロリン チロチロリン 耳を澄ませば 君も聴こえてくるでしょう 特別じゃない私だけの音を ほら チロチロリン チロチロリン 共鳴してる 君の傍で 君の傍で 自分のやりたいことって何だろう? 自分らしいって何だろう? 何回も何回も おんなじこと考えちゃうよ はぁ。 ありのままの自分、世界にただ一つ ほんとにそれでいいのかな? それだけで、いいのかな…? ひゅるり 吹き抜ける風と混ざる土の香り 今日も花の芽が伸び続ける 出来ることはこれから増やせばいい 私は 私を 好きで居たいから 敵わないなと心が折れてくる でも チロチロリン チロチロリン 耳を澄ませば 君も聴こえてくるでしょう 焦らずに私なりの幸せを ほら チロチロリン チロチロリン 共鳴してる君の傍で 理屈じゃない微熱の衝動 フクザツなこの心 最高も最悪も 丸ごと響かせ上等 歌を歌ってみたくなった 花を咲かせてみたくなった 出来そうだって思えた瞬間に か細い風鈴の音が埋もれてく でも チロチロリン チロチロリン 鳴らし続けてみれば 聴こえてくるでしょう 耳を澄ませてくれた君に届け ほら チロチロリン チロチロリン カンパニュラ 君と響かせて 君の傍で