多分東京てとこなんて どこにもないんだと 気付いたやさきに 空き缶ふんだ 人並みも在庫もヒストリー 隠した椅子取りゲームで おりてったとたん充電がきれた 握りしめた携帯電話は無力 国道の音だけで やけに無音 目の前 通り過ぎたバスが 僕の事うつして 一人一つずつ描くストーリー 僕ら望んだ明日であってたの? また見覚えある街のネオンに 吸い込まれていくんだ 走り続けているよって 伝えられんなら 少しは気が楽になるけど いつしかあの日の歩幅のほうが 歩きやすいなと思った途端 紐ほどけた きつく閉めた心のドアを 鼓動の音が叩いてる 目の前通り過ぎるバスが また僕を映して 一人一つずつ描くストーリー 僕ら望んだ明日であってたの? また見覚えある街のネオンに 吸い込まれていくんだ また今日も黒く染める夜が 言いたげに見下ろしてる 何度目か巡る季節が この部屋を包んで 一人一つずつ描くストーリー 僕ら望んだ明日であってたの? また見覚えある街のネオンに 吸い込まれていくんだ 三車線の路をまたがって まるで虹のよにかかる光の 途切れる事なく流れる車が 追い越していくんだ