凍てついた夜のかた隅で シーツにくるまり電話を待つ 窓をたたく風のたよりに 僕は少しだけブルーだと告げた 白い空気と時計の針を じっと見つめてあの日を思う 君は虹を見たか 君は虹を見たか 君は………今も……… にじんだ夕陽と君の笑い声を 水平線が連れ去って行った……あの夏 ひざをかかえて月あかりを感じ 僕はそれでも元気だと思って 君は虹を見たか 君は虹を見たか 君は………今も……… 還くの空に君が映る 空になったウイスキーのビンが転がる 明日も夢は見るだろうけど 今は昨日を夢見ていたい 君は虹を見たか 君は虹を見たか 君は虹を見たか 君は虹を見たか 君は………今も………