恋をしてたんだ 錆びた街に君はいない 「じゃあね」降り出した 土砂降りの中を 生まれ消えてく 泡(あぶく)みたいだね あの坂の途中君がいて 晴れを待っていた チャイム鳴って靡いた 声を聞いたなら 錆びた街は 夏休みで 誰もいない校庭 君と二人 手を繋いで どうか痛みを隠して 二人きりでダンスをしよう 雨と光の婚礼 君の他に何にもない もっと遠くに行けたら コーラ飲み干した 君のにやけ顔 ふっと浮かんでは 僕も笑えてるよ ああ、坂の途中立ち止まり 挫けそうでも きっと歩けるよ あなたに会えたから 記憶の 亡霊を探してるんだ どんな日も 錆びた街は 誰もいない 僕ら傘を忘れて 君と二人 手を繋いだ 誰もいない校庭 錆びた街に君はいない 恋をしてたんだ 虹を見てたんだ