どこかで だれかが きっと待っていてくれる 雲は焼け 道は乾き 陽はいつまでも沈まない 心はむかし死んだ ほほえみには会ったこともない 昨日なんか知らない 今日は旅をひとり けれどもどこかで おまえは待っていてくれる きっとおまえは 風の中で待っている どこかで だれかが きっと待っていてくれる 血は流れ 皮は裂ける 痛みは生きているしるしだ いくつ峠をこえた どこにもふるさとはない 泣くやつはだれだ このうえ何がほしい けれどもどこかで おまえは待っていてくれる きっとおまえは 風の中で待っている