私以外私じゃないの 冴えない顔で 泣いちゃった夜を重ねて 絶え間のない暮らしを 今日も重ねた 良くなりそうな明日に 期待する度に 何度も今日を鏡台の裏に隠した 映る私は何回も瞬きしては 変わる心に簡単に動揺したわ だけど意外と目を瞑った瞬間に 悪くないなって思いながら明日を 悟ったんだ 私以外私じゃないの 当たり前だけどね だから報われない気持ちも 整理して 生きていたいの 普通でしょう? 殻を破った気になってる 誰かの声がしたけど 殼にこもったはずだった 私はもうそこにはいない 私になってみてよ、ねえ 私になってみたいんでしょ? 声にならない言葉で 自分が煙に巻かれた 恥ずかしくて言えないけど 私にしか守れないものを 身を削って紡いだら 案外さ、悪くないかもよ 私以外私じゃないの 当たり前だけどね だから報われない 気持ちも整理して 生きていたいと思うのよ 私以外私じゃないの 誰も替われないわ 今日を取り出して 逃げないようにして 明日に投げ込んで目を開けたんだ 私以外私じゃないの どうやらあなたもそう 誰も替われないってことみたいね 背を向けて言い合った だから私はもう怖くないんだ 夜更け過ぎを待つわ 今日も報われない 気持ちを整理して 生きてたいって思うの 息を吸い込んだ